文字サイズ
  • 通常
  • 大
  • 特大
キャリア形成支援

長崎大学病院 麻酔科専門研修プログラム

更新情報 長崎大学病院麻酔科「卒後10年目の先輩医師の声」を更新しました!

プログラムの特徴

  • 整備指針に定められた麻酔科研修の到達目標を達成できる専攻医教育を
    提供し、十分な知識・技術・態度を備えた麻酔科専門医を育成する。
  • 初年度は基本的に長崎大学病院で研修する。2年度以降は専攻医の希望を
    重視して研修施設を決める。
  • 研修内容・進行状況に配慮して、経験目標に必要な特殊麻酔症例数を
    達成できるように、ローテーションを構築する。
  • 研修内容の特徴などは別途資料「麻酔科専攻医研修マニュアル」に記載している。

指導医の声

教授・原 哲也

 麻酔科医は呼吸、循環、代謝の管理を中心に、術前・術中・術後といった周術期管理で活躍する
スペシャリストです。同時に、集中治療、ペインクリニック、緩和ケア、救急医療などの分野でも
活躍できるジェネラリストでもあります。
 本プログラムの目的は、周術期管理を中心としながら、集中治療、ペインクリニック、緩和ケア、
救急医療などの領域において、安全で快適な医療を提供できるスーパージェネラリストとしての
麻酔科専門医を育成することです。

卒後10年目の先輩医師の声

松本 聡治朗 先生(卒後12年目)

Q1.後期10年のキャリアの概要
  卒後1年目長崎市立市民病院、卒後2~4年目長崎大学病院
   卒後5〜6年目済生会長崎病院、卒後7~8年目長崎労災病院
   卒後9年目〜長崎大学病院(集中治療部)

Q2.これまでに修得した資格・現在修得を目指している資格について
 卒後5年目:厚生労働省認定麻酔科標榜医、麻酔科認定医
 卒後8年目:麻酔科専門医
 卒後9年目:臨床研修指導医
 卒後12年目:集中治療専門医

Q3.専攻科を選んだ理由について
 もともと急変に対応できる医者になりたいという漠然とした思いがあり、全身管理に興味がありました。
 そういった診療科の中でも麻酔科は手技的な面および病態生理を論理的にとらえる思考から実践する能力に長けていると
 感じ、専攻しました。
 さらに科の特性として、手術麻酔での全身管理をベースに集中治療への発展もあり、それが魅力的であったのも大きな
 要因でした。

Q4.研修医に対するアドバイス
  長期的な視点で物事を見ることが大事だと思います。学生時代、初期研修時代の雰囲気で決めるのではなく、最終的に
 自分が進みたい道、将来的なビジョンをある程度持った上で決める必要があります。
 興味ある診療科の上級医や修練医にその科の特性、発展性など色々と話を聞きながら決めていくのもいいのではないかと
 思います。
 麻酔科は全身管理をベースに多岐にわたる分野でサブスペシャリティを確立していくことが可能です。
 手術麻酔で全身管理を学び、その後その道を極めていくもよし、集中治療分野、救急医療分野、ペインクリニック分野、
 緩和医療分野へと専門分野を広げていくもよし、選択肢が豊富です。
 また後期研修のみ麻酔科の手術麻酔で全身管理を学び、その知識を基に他診療科の道を進み、病態生理に基づく全身管理
 を診療に生かしていくという選択肢もあると思います。
 興味があればお気軽にご相談ください。

研修コース

研修実施計画例

  パターンA パターンB パターンC パターンD
1年目 長崎大学病院 長崎大学病院 長崎大学病院 連携施設
2年目 長崎大学病院 連携施設 長崎大学病院 連携施設
3年目 連携施設 連携施設 連携施設 連携施設
4年目 連携施設 長崎大学病院 長崎大学病院 長崎大学病院

週間スケジュール(長崎大学病院麻酔科の例)

  土・日
午前 手術室 手術室 休み 手術室 手術室 休み
午後 手術室 手術室 ICU 手術室 手術室 休み
当直   ICU当直        

到達度、症例経験数に応じて、ペインクリニック・緩和ケア・救急などのローテーションが可能。

  • 抄読会(月曜日):英文科学論文の紹介,研究経過の報告。
  • 勉強会(火曜日、水曜日):周術期管理に関する基本と応用について指導医が解説。
  • 麻酔科カンファレンス・症例検討会(土曜日):麻酔,集中治療,ペインクリニック,緩和ケア,救急における問題症例や
    興味深い症例について討議。
  • 複数診療科による症例検討会(水曜日):術前の問題症例について,外科系診療科や内科系エキスパートと合同で安全な
    周術期管理計画を討議。
  • 学会、研究会:年1回以上、筆頭演者として発表.発表者には経費を補助。
  • 論文:研修中に1編以上作成。
  • 自己学習環境:個人専用の学習スペースを確保。
  • 文献・教材:長崎大学契約の電子ジャーナルやデータベースを利用可能。

連携施設(13施設)

長崎みなとメディカルセンター、済生会長崎病院、日本赤十字社長崎原爆病院、佐世保市総合医療センター、
長崎労災病院、佐世保共済病院、長崎医療センター、諫早総合病院、市立大村市民病院、長崎県島原病院、
北九州市立八幡病院、周南記念病院、小倉記念病院

専門研修指導医数

・【基幹施設】15名 【連携施設】28名(平成29年6月1日現在)

プログラム募集要項

・募集人数:14名
・選考方法:書類選考・面接
・処遇:当院規程による
     ※詳細は募集要項をご確認ください。(http://www.mh.nagasaki-u.ac.jp/kaihatu/latter/offer/

問い合わせ先

長崎大学病院 医療教育開発センター(http://www.mh.nagasaki-u.ac.jp/kaihatu/
〒852-8501 長崎県長崎市坂本1-7-1
TEL:095-819-7874 FAX:095-819-7781
Email:kaihatu@ml.nagasaki-u.ac.jp