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キャリア形成支援

長崎大学病院 皮膚科専門研修プログラム

更新情報 2017.02.10 長崎大学病院皮膚科「卒後10年目の先輩医師の声」を更新しました!

プログラムの特徴

  • 研修を終了し所定の試験に合格した段階で、皮膚科専門医として信頼され安全で標準的な医療を提供できる十分な知識と技術を獲得できる。
  • 大学病院で基本的な知識・技術のみならず、先端的な知識を習得する。
  • 連携施設で、大学病院では経験できない、より一般的な疾患について経験する。
  • 希望者には、研修後半に、博士号取得のため研究を開始することも可能である。

指導医の声

准教授・竹中 基

 皮膚は最大の臓器であり、外界からのバリア機能、代謝機能、免疫機能など様々な機能を有しています。また、皮膚科の診療は問診、視診から始まり、診断が困難な場合には皮膚生検を施行し、病理診断も自身で行い、すべての診断プロセスを包括しています。治療についても外科的なものから内科的なものまで、すべての治療を包括しています。疾患についても膠原病、皮膚腫瘍(良性・悪性)、アレルギー、先天性疾患、感染症など多岐にわたり、診療対象も、新生児から高齢者まで全ての世代をカバーしています。その上、皮疹は患者さんからも見えるため、患者さんにもよくなったことがすぐに分かり、大変やりがいのある科です。

卒後10年目の先輩医師の声

小池 雄太 先生(卒後11年目)

Q1.後期10年のキャリアの概要
卒後1年目:長崎大学病院⇒卒後2年目:県西部浜松医療センター⇒卒後3〜4年目:長崎大学病院⇒卒後5年目:長崎原爆病院⇒卒後6年目:長崎大学病院⇒卒後7〜8年目:九州大学病院油症ダイオキシン研究診療センター⇒卒後9〜11年目:長崎大学病院

Q2.これまでに修得した資格・現在修得を目指している資格について
卒後6年目 日本皮膚科学会認定専門医
卒後6年目 医学博士

Q3.専攻科を選んだ理由について
もともと膠原病などの免疫疾患と、腫瘍医学の2つの分野に興味があり、このワガママを叶えてくれたのが皮膚科でした。皮膚科は皮膚独自の疾患のほか、内科・外科・病理など幅広く学び応用します。現在は皮膚悪性腫瘍の手術を行い、膠原病患者さんを診療し、乾癬患者さんを生物学的製剤で治療し、病理を皆でディスカッションし、培養細胞やマウスを前に基礎研究する・・・といった広く深い医学を学び、充実した毎日を送っています。

Q4.研修医に対するアドバイス
長崎大学皮膚科は若いドクターが非常に多い医局です。沢山手術をしたい医師、基礎研究と併行させたい医師、美容に興味のある医師、子育て両立中の女性医師など、みなそれぞれがイメージするキャリアパスは異なりますが、それら全てを受け入れる懐の深さがあります。皮膚科は分野が幅広く、入局時点から自分の生き方が決定付けられることは全くありません。皮膚科に入って、自分の医師としてのライフスタイルを見つけていくのはいかがでしょうか?

研修コース

 本研修プログラムでは,以下の研修コースをもって皮膚科専門医を育成します。
 ただし,研修施設側の事情により希望するコースでの研修が出来ないこともあり得る。また,記載されている異動時期についても研修施設側の事情により変更となる可能性があります。

コース 研修1年目 研修2年目 研修3年目 研修4年目 研修5年目
a 基幹 基幹 連携 連携 基幹
b 基幹 基幹 連携 連携 連携
c 連携 連携 基幹 基幹 基幹
d 基幹 連携 連携 準連携 基幹
e 基幹 連携 連携 大学院
(研究)
大学院
(臨床)
f 連携 大学院
(研究)
大学院
(研究)
大学院
(臨床)
大学院
(臨床)

a:研修基幹施設を中心に研修する基本的なコース。最終年次に大学で後輩の指導を行うことにより自らの不足している
部分を発見し補う。連携施設は原則として1年ごとで異動するが,諸事情により2年間同一施設もあり得る。

b:ただちに皮膚科専門医として活躍できるように連携施設にて臨床医としての研修に重点をおいたコース。

c:研修連携施設から研修を開始するコース。

d:研修4年目に一人医長として研修準連携施設で研修し,地域医療の経験を積み,翌年大学にて研修するコース。

e:研修後半に,博士号取得のための研究を開始するプログラム。博士号取得の基本的コース。

f:専門医取得と博士号取得を同時に目指すハイパーコース。多大な努力を5年間持続する必要がある。特に4年目,5年目は
濃密な臨床研修を行わないとカリキュラム修了は困難である。カリキュラムを修了できない場合は、6年目も大学で研修す
ることを前提とする。

連携施設(9施設)

長崎みなとメディカルセンター、日本赤十字社長崎原爆病院、独立行政法人地域医療機能推進機構諫早総合病院、
独立行政法人国立病院機構長崎医療センター、地方独立行政法人佐世保市総合医療センター、長崎掖済会病院、
公益社団法人地域医療振興協会市立大村市民病院、公益独立行政法人国立病院機構長崎川棚医療センター、
医療法人栄和会泉川病院

専門研修指導医数

・【基幹施設】7名 【連携施設】5名(平成28年3月31日現在)

プログラム募集要項

・募集人数:5名
・選考方法:書類選考・面接
・処遇:当院規程による
     ※詳細は募集要項をご確認ください。(http://www.mh.nagasaki-u.ac.jp/kaihatu/latter/offer/

問い合わせ先

長崎大学病院 医療教育開発センター(http://www.mh.nagasaki-u.ac.jp/kaihatu/
〒852-8501 長崎県長崎市坂本1-7-1
TEL:095-819-7874 FAX:095-819-7781
Email:kaihatu@ml.nagasaki-u.ac.jp