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キャリア形成支援

ながさき県北総合診療専門研修プログラム(あごねっと)

更新情報  

プログラムの特徴

  • 入院病床のある小病院
    長崎県平戸市のへき地の小病院、国民健康保険平戸市民病院を基幹病院とした総合診療専門研修プログラムです。100床(急性期58床、慢性期42床)の人口約9,000人のエリアで唯一の入院病床を有した医療機関で、診療科や年齢を問わない二次救急医療を提供しています。
  • 外来診療、在宅医療も充実
    退院後も継続外来による慢性疾患の管理、訪問診療や看護による在宅医療も幅広く担当しており、バックアップ病床を備えているので、在宅での急性増悪も継続して担当することが可能です。
  • 地域包括医療・ケアシステム
    予防のために、住民健診や事業所健診も担当しています。居宅支援センターを設置しており介護保険の活用や、介護との連携も密に行っています。医療機関が少なく医師のみならずメディカルスタッフが少ない地域なので、医療の必要性が少ない高齢者を増やすこと「元気老人創出」を目的に介護予防にも取り組んでいます。このような体制を30年以上実践している国内でも先駆的な医療施設です。 小規模ながらも公的病院であり、地域の政策医療の担当や、地域社会や行政と医療の関係について学ぶのに最適な環境です。
 

指導医の声

中桶 了太

 平戸市民病院は自然豊かな長崎県平戸市の中部地区に位置する小病院です。総合診療の柱である幅広い年代の外来診療、在宅医療には約30年の実績があります。小規模の医療機関なので、医療や介護に関わるスタッフは少数精鋭で組織はシンプルです。そのために多職種連携で意思決定の方法や医療が果たす役割、連携のメリットや困難を理解するのに役立ちます。これらはへき地の医療機関ならではのアドバンテージです。年間30名以上、全国の各地から初期研修の地域医療を受け入れている、教育には慣れた医療施設です。地域は高齢化、人口減少が日本の平均より約30年進んでおり、未来の問題に直面しています。2025年より先の医療を経験し、将来のキャリアに役立つ研修になるでしょう。

ローテート案

研修は3年間のコースは表の通りです。総合診療領域は合計18ヶ月、内科12ヶ月、救急科3ヶ月、小児科3ヶ月が必須です。総合診療領域は主に地域の小病院や診療所で研修を行います。内科、救急科は県内外の医療機関での研修を選択可能です。3年間の研修期間中は、平戸市民病院以外での研修中も指導医が継続的にサポートを行います。ネットワークを活用したプライマリ・ケア領域の勉強会やポートフォリオ勉強会にも参加しており、他の研修施設との交流も行っています。毎月1~2回地域の公民館に出かけての健康講座も実施しています。
日本の海水浴場88選に選ばれている美しいビーチが近くにあり、自然にあふれた環境で研修できます。

1年目   4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
施設名 平戸市民病院、柿添病院 平戸市民病院、柿添病院、上戸町病院、
青州会病院、 平戸市立生月病院から選択 
領域 総合診療Ⅰ 総合診療Ⅰ
2年目   4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
施設名 長崎医療センター、長崎大学病院、
神鋼記念病院から選択
長崎医療センター、長崎大学病院、
神鋼記念病院から選択
領域 内科 内科
3年目   4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
施設名 長崎医療センター
長崎大学病院
横浜労災病院
から選択
長崎医療センター
長崎大学病院
から選択
平戸市民病院
領域 救急科 小児科 総合診療Ⅱ
総合診療
専門研修
総合診療専門研修Ⅰ
 12カ月
総合診療専門研修Ⅱ
 6カ月
領域別
研修
内科
 12カ月
小児科
3カ月
救急科
3カ月

連携施設(8施設)

国立病院機構長崎医療センター、社会医療法人健友会 上戸町病院、長崎大学病院、
独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院、社会医療法人神鋼記念会 神鋼記念病院、医療法人医理会 柿添病院、
社会医療法人青洲会 青洲会病院、平戸市立生月病院

専門研修指導医数

・13名 (平成29年3月1日現在)

プログラム募集要項

・募集人数:1名
・選考方法:面接
・処遇:当院規定による

問い合わせ先

ながさき県北地域医療教育コンソーシアム(http://agonet.jp/)
〒859-5363 長崎県平戸市草積町1125-12 平戸市民病院内
TEL:0950-20-3006 FAX:0950-20-3007
Email: takusima@nagasaki-u.ac.jp