文字サイズ
  • 通常
  • 大
  • 特大
キャリア形成支援

長崎しまの家庭医療専門研修プログラム

更新情報  

プログラムの特徴

  • 五島列島北部に位置する長崎県上五島病院を基幹施設とし、本土の専門研修病院と連携しながら、長崎のしまの医療機関を中心とした県全体での研修施設群を形成しています。
  • 長崎県のしまは県・市町が一体となって運営する長崎県病院企業団による病院・診療所運営と県・市町が共同で行う医療人材確保政策により、全国的に注目される長崎方式の地域密着型医療を展開しており、すべての患者が受診する施設であるため、あらゆる疾患に対応できる診療能力が身につけられること、日本の10年先の高齢化社会を迎えており最先端にある高齢者医療に対応できるようになることなど、総合診療医の学びの場として格好の地域特性があります。
  • それぞれの研修施設の特徴を活かしながら、健康増進・健診などの予防医療、地域救急から2.5次までの救急医療、一般的な症候・急性期疾患、慢性期疾患、回復期や緩和ケア、在宅医療など、地域の特徴的な症例を経験しながら、総合診療医としての技能、資質を専門的に学ぶことができます。
 

指導医の声

八坂 貴宏

 専攻医は、日常遭遇する疾病と障害等に対して適切な初期対応と必要に応じた継続的な診療を全人的に提供することが求められます。また、地域のニーズを踏まえた疾病の予防、介護、看取りなど、保健・医療・福祉活動に取り組まなければなりません。離島の環海性、閉鎖性、狭小性は、これらを実践するに最高のフィールドと考えています。絶えざる自己研鑚を重ねながら人々の命と健康に関わる幅広い問題について適切に対応できる総合診療専門医を目指しましょう。

ローテート案

A案 ローテ-ション(モデル)

1年目   4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
施設名 長崎県上五島病院
領域 総合診療専門研修Ⅱ
2年目   4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
施設名 長崎県上五島病院、対馬病院、壱岐病院、五島中央病院、島原病院
長崎大学病院、長崎医療センターから1~2施設選択
領域 内科
3年目   4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
施設名 長崎大学病院、長崎医療センター
から1施設選択
有川医療センター、奈良尾医療センター
小値賀診療所から1施設選択
領域 小児科 救急科 総合診療専門研修Ⅰ

【補足】
本モデルで示した研修ローテ-ションのパターンに加えて、選択科研修を実施するパターンをB案として下記に示した。
 これは、諸事情で総合診療専門研修プログラム整備基準「専門研修施設群の構成要件」に則ってプログラム構築することが
難しい場合に、整備基準にある「平成30年度からの3年間に専門研修が開始されるプログラムについては、
専門研修施設群の構成についての例外を日本専門医機構において諸事情を考慮して認めることがある。」として
日本専門医機構理事会において例外的に認められた措置である。

B案(選択科研修を行う場合)

1年目   4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
施設名 長崎県上五島病院
領域 内科
2年目   4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
施設名 長崎県上五島病院 長崎大学病院、長崎医療センターから選択
領域 総合診療専門研修Ⅱ 救急科 小児科
3年目   4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
施設名 長崎県上五島病院、精神医療センター
 長崎医療センター、長崎大学から選択
有川医療センター、奈良尾医療センター
 小値賀診療所から選択
領域 選択科 総合診療専門研修Ⅰ

連携施設(10施設)

独立行政法人国立病院機構長崎医療センター、長崎大学病院、長崎県五島中央病院、長崎県対馬病院、長崎県島原病院、
長崎県壱岐病院、長崎県上五島病院附属診療所有川医療センター、長崎県上五島病院附属診療所奈良尾医療センター、
小値賀町立国民健康保険診療所、長崎県精神医療センター

専門研修指導医数

・13名 (平成28年4月1日現在・総合診療領域のみ)

プログラム募集要項

・募集人数:3名
・選考方法:面接、その他(書類審査)
・処遇:当院非常勤職員規定による

問い合わせ先

長崎県上五島病院(http://www.kamigoto-hospital.jp)
〒857-4404 長崎県南松浦郡新上五島町青方郷1549-11
TEL:0959-52-3000 FAX:0959-52-2981
Email:fnakamura@kamigoto-hospital.jp